「~台湾、タピオカ、税のあれこれ~」について
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「~台湾、タピオカ、税のあれこれ~」について
~台湾、タピオカ、税のあれこれ~
最近巷では、タピオカが爆発的な人気を誇っています。
この福岡市においても、タピオカ専門店が続々とオープンし、行列が出来ているのをよく見かけます。
今人気のタピオカですが、発祥の地はどこでしょう?
そう、台湾です!!!
今回は、タピオカ発祥の地、台湾について、税務に触れつつ書いていきたいと思います。
平成27年11月26日に日本と台湾の民間窓口機関で、「所得に対する二重課税の回避及び脱税の防止のための公益財団法人交流協会と亜東関係協会との間の取決め」が取り結ばれました。
そして、この取り決めの中にある「情報の交換」に関し、実地手続きの調整が行われていましたが、平成30年11月30日に両協会間で合意されました。
この合意により、台湾と日本は2020年9月から、2019年度以降の口座情報を自動的に交換する事になり、資産の透明化を図り、脱税や租税回避に対処するという事です。
話は変わりますが台湾では、買い物したときのレシートが、宝くじになっていることをご存じでしたか?
レシートの上に番号が記載されており、特別賞は約2640万円、特賞は約568万円と大変魅力的な当選金額となっております。買い物をして、かつ宝くじもすることができることは、消費者にとって嬉しい限りです。
レシートにくじをつけることは台湾の法律で決まっているそうなのですが、なぜ台湾政府は高額な当選金を出してまで、このような制度にしたのでしょうか?
それは、「企業の脱税を防ぐため」にこの制度があるそうです。
仕組みとしては、
- ① お客さんはレシートが宝くじであるため、レシートがほしい
- ② お店はレシートを発行せざるを得ない
- ③ レシートを発行することになることで、売り上げ記録が残り、お店側は売上をごまかすことができない
大まかにですが、このような仕組みになっています。
今回2つの事を紹介しましたが、共通することは「脱税を防ぐため」、このような制度があるということです。
私たちも、お客様に対して法令の範囲内で知識情報・知恵を提供し、お客様が納得のうえ、納税の義務を果たせるよう業務を遂行してまいります。
税務・会計・経営に関することで不安がある方は、ぜひ木原税理士法人にお問い合わせください。
社員一同、お待ちしております。