「クレジットカード納付のメリット・デメリット」について
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「クレジットカード納付のメリット・デメリット」について
クレジットカード納付のメリット・デメリット
□ はじめに
みなさんはクレジット払いできる税金があるのはご存知でしょうか。
2017年にクレジット納付のできる税目が増え、クレジット納付が身近になってきたため、
今回は、クレジットカード納付の税目一覧と、メリットとデメリットを記載したいと思います。
2017年にクレジット納付のできる税目が増え、クレジット納付が身近になってきたため、
今回は、クレジットカード納付の税目一覧と、メリットとデメリットを記載したいと思います。
□ クレジットカード納付ができる税目一覧
- 法人税
- 地方法人税
- 所得税
- 消費税及び地方消費税
- 相続税
- 贈与税
※一部省略しておりますが、主にこのような税金が対象となります。
□ クレジットカードのメリット
1. 金融機関に行く手間が省ける。
家のパソコンやタブレット、スマートフォンなどから「国税クレジットカードお支払いサイト」にアクセスすると、いつでもネットから納税手続きができます。また、インターネット上で操作するので、24時間可能です。
2. 支払時期を遅らせることができる。
例えば、3月決算の法人は5月31日に納付するのが一般的ですが、クレジットカードの納付ですと、5月31日までに納付手続きを完了していれば、
引き落としは、カード会社によって異なりますが、納付期限より1か月~2ヵ月後になります。
3. クレジットカードのポイントが貯まる。
クレジットカードのポイントが貯まるのは最大のメリットではないでしょうか。しかし、注意点は、カード会社の会員規約に基づいてポイントは付与される為、カード裏面に記載されているカード会社へ必ずお問い合わせください。
クレジットカードのポイントと、決済手数料については後述いたします。
□ クレジットカード納付のデメリットについて
1. 領収書が発行されない。
国税のカード決済はすべてネットの中で行われ、手続きが完了しても領収書は発行されません。例えば、倒産防止共済の新規加入時などに法人税等の領収書が必要なケースなどがありますが、その際は納税証明書を取得する必要があり、不便な点もあります。
2. その都度手続きを行う必要がある。
振替納税のように一回手続きをすれば、次回以降も自動的に引き落としになるようなサービスはなく、その都度納付手続きを行う必要があります。3. 一度に納付できる金額は1,000万円
1,000万円以上の国税を納付する場合、納付手続きを複数回行う必要があります。4. 決済手数料がかかる。
金額は以下になります。
納付金額 | 決済手数料(税込) |
---|---|
1円 ~ 10,000円 | 82円 |
10,001円 ~ 20,000円 | 164円 |
20,001円 ~ 30,000円 | 246円 |
30,001円 ~ 40,000円 | 328円 |
40,001円 ~ 50,000円 | 410円 |
※以降、10,000円を超えるごとに決済手数料82円が加算されます。 |
※参考 国税クレジットカードお支払いサイト
□ メリットとデメリットを比較して
クレジットカード納付の方が、自分のタイミングで納付でき、且つ手間が省けるように思えます。しかし一番心配なのは、決済手数料とポイントでどのくらい違ってくるのかということです。
ここで、決済手数料とポイントについてどのようなポイントカードを使えば、お得に納付できるのかを試算してみたいとおもいます。
ここで、決済手数料とポイントについてどのようなポイントカードを使えば、お得に納付できるのかを試算してみたいとおもいます。
(1) まずは、クレジットカードのポイント付与が1%の場合にいくら得をするか試算してみます。
ケース1
1,000,000円納付の場合 | |||||
---|---|---|---|---|---|
決済手数料 | 8,200円 | ポイント付与 | 約10,000円 | 収支 | +1,800円 |
ケース2
1,600,000円納付の場合 | |||||
---|---|---|---|---|---|
決済手数料 | 13,132円 | ポイント付与 | 約16,000円 | 収支 | +2,868円 |
上記のケースのようにポイント付与1%のクレジットカードで納付した場合、
クレジット納付により得られるポイントが決済手数料を上回り、クレジットカード納付の
方が魅力的に見えます。
しかし注意してほしいのは、5万円未満は、決済手数料の方が上回る可能性もありますので、
注意していただければと思います。
注意していただければと思います。
ポイント付与率が高いカードをお持ちの方で、まだクレジット納付をされていない方は
クレジット納付を利用してみてはいかがでしょうか。